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翌日。
学校帰りに麻里ねぇと待ち合わせをして、一緒にご飯を食べる約束をしていた。
乗り換えの電車が多いこの駅は、すごい混雑で改札付近は芋洗い状態だ。
改札をくぐり抜けると、小さな売店前で麻里ねぇが私に気付いて手を振って、
「麻季!!こっち!!!」
と呼んでくれて、私は急ぎ足で麻里ねぇに駆け寄った。
「お姉ちゃん!もう着いてたの?」
「うん。講義早めに終わったから」
「そっか」
私はそう言って笑うと、麻里ねぇは私の肩を叩いた。
「よし。とりあえず、買い物しよっか」
「うん!!お母さん、何が喜ぶかな」
そう言って私たちは並んで歩き出すと、駅ビルに入っていった。
もうすぐお母さんの誕生日。
梅雨生まれのお母さんは、雨女。だから、毎年傘にしてるんだけど、今年はさすがに違うものがいいな。
そう思ったので、お姉ちゃんと探しに来たんだ。
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