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私は走る
自分の帰るべき
その場所へ
靴と一緒に
想いも置いて
私は走るの
冬の風が
私の頬をかすめる
その時 頬に
伝う涙を感じた
どうして 私
泣いているの?
あなたに
出会ってしまった
だからなの?
私とあなたは
身分が違いすぎる
少しでも
あなたの世界に
触れてしまった事を
後悔しているわ
自分のみじめさが
浮き立つくらい
あなたは輝いてた
月よ お願い
涙を照らさないで
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