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皇帝の椅子に座る彼の足元を眺める。
大理石の床と見下ろす彼の視線の冷たさに恍惚としながら、仰向けに寝そべる、醜い雌豚の私。
やがて彼の煌びやかなブーツが動き出し、こちらに近づいてくるのを、私は虚ろな目でただ待ちます。
彼は冷淡な目で私を見下ろします。
装飾だらけの衣装を身に纏った彼は微動だにせず。神経質な髭は無表情。尖った顎は微塵も動きません。
私は視線をやる事すら放棄し、生温かく腐った息を吐き出すだけの、ただの生ゴミ。
もっと、汚物を見る目で私を見て。
頂戴。いえ、ください御主人様。
私の心中を察したように彼は言いました。
「豚の分際で挨拶もせず私を見もしないとは。罰を与えねば」
悦びに震える間もなく、不意に彼の脚が動いたかと思うと、喉元に痺れるような痛みが走りました。
彼の靴底が私の喉元に押し当てられています。
「はが…くゥ…」
思わず歓喜を漏らす私に皇帝は続けます。「悪い豚は仕置きしなければ。でないと繰り返す」
やめて、それだけは…そこだけは…
恐怖と期待に涙が溢れ出す苦痛。
醜くしなだれた乳房を踏みつけられた瞬間、悶絶に喘いだ私の口から零れた涎が糸を引き、漏らした尿とともに大理石の床を汚しました。
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