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皇帝が指差した部分。
両太股に挟まれた、グロテスクな秘部。
膿んだように赤黒く、複雑な隆起。
ただでさえ醜く、異臭を放つ私のそこは、先ほど漏らした尿と愛液とが混ざり合い、世にも汚らしい便器と化していました。
それでも獣のように淫らな涎を垂らしているのは、ただひとつ。皇帝の御褒美が欲しいからです。
皇帝は言いました。
「こんなにいやらしい雌の匂いを撒き散らし、淫らな涎を垂れ流すとは。豚の癖に、人間様の褒美を欲しがるとは。貪欲に浅ましき畜生の姿。醜いにも程がある」
皇帝の卑語に感じてしまい、思わず尻を振りながら床を舐める、淫獣の私。
そうなんです。私は淫らでいやらしく、貪欲に浅ましい豚なの。醜い醜い豚なの。悪い豚にどうか、お仕置きを…。お願い。御主人様。
「残念だが、お前の期待に応える訳にはいかぬのだ。私は人間様だからな。獣姦なぞ御免だ。豚のお前にはこれで充分だ」
皇帝の手に握られたのはディルドー、
ではなく、孫の手。
しかも手の部分は皇帝お気に入りの猫の手仕様。虎猫Ver.
皇帝は私の洪水のように汚水溢れるダムに、勢い良く突っ込みました。
「どうだ虎猫ちゃんの味は。畜生同士、お似合いだ。だが同等だと、勘違いは起こすな。エリザベスちゃんは、お前よりも可愛いのだからな。醜いお前は孫の手にすら劣る、ただの便器だ」
そんな…。ああ…でも…いい…。孫の手気持ちいい…。便器を洗う便器ブラシみたいで、頭、真っ白になるほど気持ちいい…。
自ら腰を振って貪欲に快楽を貪る、私の姿は、もはや犬畜生にも劣る、ただの豚便器と化していました。
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