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この夢が夢ならば
一生目覚めないで
あなたを愛し
愛されてる時間が愛おしくて
まだ
夢の中で生きていきたいのです
だって
目が覚めてしまえば
あなたは遠く
忙しさに終われて
交わす言葉は
電話でのみ
『嫌ってないですか?』
『愛されてますか?』
少ない会話にはそんなこと聞けず
一方通行に通り過ぎてしまっているのかな?
あなたに話しているのに
伝えているのに
響いていますか?
まだ、私を愛おしいと思ってくれていますか?
安ホテルのメモに暗がりの中書いた
初めてのラブレター
暗くて手探りで書いたんだから
誤字脱字は許してね
汚い字も許してね
書き続けるほど
あなたへの思いが溢れ出して
文章にするのが大変だったんだ
君の眠る顔をそっと眺めながら
愛おしい気持ちを託したんだ
誰も起こさない場所に私は行くよ
ずっとずっと
あなたに愛される夢
誰にも邪魔されたくないから
夢だと突きつけるのは
あなたの一言だろう
帰りなさいという
一言でしょう
現実を見なさいと突きつけるのでしょう
私は涙ながらに目覚め
あなたに連絡するのでしょう
「健康に過ごしていますか?」
「また会えますか?」
お返事は
いつ頂けるのでしょうか
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