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話している内に、練習場に着いた。
幸い、廊下には人が通っていなかったので、難なく着くことが出来た。
練習場はコロセウムから観客席を取ったような造りをしていて、入口近くに休憩出来る様な場所があった。
2人が周りを見回すとと、隅の方にあるベンチに、銀次が寝ているのが見えた。
「先生、来るの“は”速いね」
「“あんなの”でも一応先生ですからねぇ」
酷い言われようである。
2人が話していると、授業開始のチャイムが聞こえてきた。
「生徒達は中央に集合な~」
チャイムが鳴り終わった直後、銀次の気の抜けた声が聞こえてきた。どうやらチャイムと同時に起きたようだ。
中央の方を見ると、他の人達はもう集まっている。
「いきましょ」
何だかんだでこの少女、かなり馴染んでいる。
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