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サウス・チトセ駐屯地を出立した連邦軍の偵察部隊は、バッジSシステムからのデータを元に作成された予測不時着地点を目指した。
一足先にROH-64偵察観測ヘリが詳細データを収集するべく急いでいた。
「ヒューズ01よりホテル・クワンティコ、間もなくトーヤ・レイク付近だ…黒煙は多少、見られる。が、爆散した様子は無い。」
「まだ生きてる可能性がある…」
「なに?…ガッ!!」鈍い金属音が管制官の耳を襲う
「ザーーーーーッ」「…ヒューズ01がレーダーからロスト…同時にミノフスキー濃度が急激に濃くなりました」管制官が司令部に報告を上げる。
「これでは偵察部隊に連絡がとれんな…」
「主力部隊の編成を急がせろ」
「まったく、何でこんな辺境に降りてきたんだ?」
司令官は苦々しく吐き捨てるのであった。
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