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偵察部隊のMS運搬用トレーラー
交通規制のおかげでスムーズに現場に向かう車両群の後方に、そのトレーラーは位置していた。
しっかりとくくられたGM-SRのコックピットに座り、ギルは不時着予想地点の地理的条件等のデータを確認していた。
「…結局、何が落ちてるのか不明なのにGMを持ち出す必要があるのかね?」
ブツブツ言いながらもパネルのデータを舐め回すように確認し、愛機のコンディションの調整に余念が無い。
ピー「少尉、MS起動ポイント到着まで5~10分です」
「了解。」
車両群の隊列は黒煙、立ち上る方向へと突き進むのであった。
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