4人が本棚に入れています
本棚に追加
もう1人の娘・
マドカは、
公立中学の3年生。
来年の
高校受験志望校は
やはり、
姉の居る
公立高校を
希望している。
マドカは
匠の離婚当初、
母方の家に
残ったが、
母の再婚を気に
父を頼り、
匠の家に
やって来た。
玄関扉を開け、室内に入ると何時もの光景が目や耳に飛び込んで来る──
娘達の騒ぎ声が
玄関にまで
飛んで来る。。。。
だが、
匠には
此の騒がしさが
1日の疲れを
癒やす安らぎの
瞬間であった。
「助ちゃん、
おかえり~~」
満面の笑顔で
父の帰宅を
迎え入れる娘達。
自分の父親を
助ちゃんと呼ぶ
其の思考は、
正に現代っ子の
象徴であった──
最初のコメントを投稿しよう!