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くら原の正面口──
昨夜の泊まり客を見送り、表に出て来る薫──
門の外に
視線をやり、
客の出立を
見送っている。。。。
そんな薫の姿を
物陰から見据える
一つの影──
其の影が
スゥ~と
音もなく、
薫の背後に
近づいて来る──
工藤●作....
私立探偵。
別名《黒いスーツ
の男》と呼ばれ、
或る、特殊な技術
を用いて、様々な
事件・難題を解決
して行く。。。。
山間の中、木々の緑に囲まれたくら原の中で、薫は運命的な出逢いを体験した──
「ねぇ....
も、もしかして
....
ク、クドォ....
チャン?!」
と、感激して
尋ねる薫。
子供の頃のヒーローが、目の前に居る。
しかも、当時の面影のままの工藤が。。。。
「助って、
知ってるよね....
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