** 淡く儚く

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僕はたぶんもう治らない。死を待つだけ。 「やってみなくちゃ、わからないだろ!」 頭の中に響く声は、僕の胸を締め付けた。 期待なんてさせないで。 僕は、僕は───────。 いつのまにか意識は遠退き、僕は深い眠りの中に落ちていった。
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