** 淡く儚く

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「─────………んぅ」 僕はゆっくり重い瞼を押し上げた (もう、朝なんだ…) うーんと大きく伸びをして、なんとなしに外をみた。 相変わらず、静かに雪がちらついていた。 雪をぼーっとみつめていると、また昨日と同じようにノックする音がして、がチャリとドアが開いた 「…また来たの?」 「うん。おはよう」 昨日と変わらない笑顔で病室に入ってきた銀は、昨日と変わらない白衣を翻して近づいてきた。 「調子はどう?」 「黙れ近寄るな喋るな」 銀は苦笑いだ。
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