プロローグ

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あたし篠沢 麻菜(シノサワ マナ)。中学二年です。 実は今、あたしには好きな人がいるんです!それは… 生徒会長の江間 橙先輩!あ、内緒ですよ? 一年前、あたしが木から落ちたところを先輩に助けて頂いて以来、ずっと恋してるんです。 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 「麻菜ー、木登り得意でしょー!テニスボール取ってきてー!」 「はーい、よいっしょ…あっ、これね…っきゃ!」 ズルッ! 「きゃあああ!」 もうだめっ絶対落ちるっ 「危ない!」 バスッ! 「…え?」 気が付くとあたしは先輩の腕の中に… 「…テニス部の人ですね。大丈夫ですか?」 「あ…すみませんっ!ありがとうございますっ!」 「いえいえ、怪我がなくて何よりです」 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽ これを話した友達数名はこの恋を応援してくれてるけど… なんでだろう?ただ一人反対してる人がいます。 あたしのお兄ちゃん…もといお姉ちゃん。 要お姉ちゃんにこの話をしたら、必死にやめろっていうんです。 要お姉ちゃんは妹のあたしから見てもすごくかっこよくて、憧れの、自慢できるお姉ちゃんなんです。 でもなんで反対するんだろう…?
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