3人が本棚に入れています
本棚に追加
「化け物…………っ!!」
月光に煌めく閃光は、幻のように現れては静かに消えていく様を見た男は、足もつられて奥へと走る。
しかし、奥へと逃げれば逃げるほど追い込まれていく事に男は錯乱して気づかなかった。
「…………」
それは起きていた。
不気味なくらいに、静かに。
そして、終わった。
十本のナイフから滴り落ちる血をはらって、ホルダーに納めた。
「創造の匂いがする………」
記憶にある誰かとの会話での一部。
懐かしさと、切なさを思い出させた。
「有り得ない………」
早くこの都市からでくては、と足を動かす。
そして、数時間にはこの都市は爆発に染まった。
最初のコメントを投稿しよう!