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僕とバルバロッティ、そして少年とアンブレルが団長の部屋に入ってから……もう三時間くらい経つだろうか。
まだ団長は事態を飲み込めていなかった。
「サックスは見つかった。犯人も見つけて捕まえた。怪我人は誰もいない。……そこまでは理解したよ」
団長の視線が僕からバルバロッティに移る。
そして、それは少年とアンブレルに移って……。
「で、何故彼らがウチの服を着てるんだい?」
少年が着ているのは僕のお古。
アンブレルが被っている帽子は、アフィリーさんに急ぎで作って貰った物。
「ミリィとジュードが列車を降りてから、新団員を入れてなかったじゃないですか。丁度良いと思いません?」
団長の表情は曇ったまま。
いきなり泥棒とウミウシを入団させろなんて、ふざけた話にも程がある。
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