風船

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いつも癒される時間と言えば…友達とおしゃべりとか後輩達とのおしゃべりとかだけど… すすす…好きな人とのおしゃべり… 好きな人いるの?って… 好きな人は、ちなみに二人もいます。 一人目は、高橋 直也。 小学校6年の時から中一まで隣の席。 それ以来喋るようになった。 二人目は、小学校6年から今まで隣の席、同じ班。 それ以来あほなばっか言い合っている。 名前は、高田一明。 今日も日直でふたりが残っていた。 一明『なぁ…』 阿子『何?黒板もう消した?』 一明『ああ…』 一年の時の嫌な思い出が甦る…同じ場所だった… 一明『なぁ…』 阿子『うん?』 一明『石田 光に告白された…』 阿子『えっ?!』 一明『…どう思う?』 阿子『どど…どう思う?って…びっくりだよ…』 ウソウソ! 嫌なくせに… この場所から逃げたい… 一明『…じゃなくて、付き合っていいと思うか?』 阿子『…いいと思うよ!光!可愛らしいし!』 一明『…わかった』 あれ以来一明と光は、付き合っている… そして、アタシに見せつけるようにラブラブだった… アタシは、その姿を見るのが辛かった… 嫌だった… 嫌だって言うべきだった…
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