風船

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阿子『さあ~!終わった!終わった!アタシ、部活があるから…行くね…じゃ…』 この場所から逃げたかった。 一明『あ…阿子!』 アタシの腕をつかんだ。 一明の温もりを感じた。 やめて❗ これ以上アタシの腕をつかんでいたらアタシが離したくなる❗ 阿子『…離して』 一明『…離さない❗』 お願い…❗ 阿子『…光がいるでしょ…』 離して… 一明… これ以上アタシを苦しめないで… あの日に決めたの! アタシは、一明を好きにならないって… 一明『…好きだ!阿子が好きだ!』 一明は、アタシを抱きしめる。 阿子『やめて!好きにならないで!』 アタシは、一明を突き飛ばした。 一明『お…俺は、諦めない!』 嬉しいけど… 今は、光から告られ、光と付き合っている… 見ていることが辛い… 一明をアタシだけのものにしたかった… 今さら言わないでよ… 屋上まで走ってきたアタシ… 青空見ながらボロボロと泣いていた。
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