良い目覚めってなにさ?

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先生 「はい。先生方からの連絡もないようなので~解散!」 俺たちの担任が叫ぶとみんな出口に歩きだす。 こういう時『最初は混むから、少し待っとこーよー』タイプでない俺は、一気にじゃがいも共を押し退け突き進む。 するとどうだ! 難なく外に出れたではないか! 秤「私を置いていくとはどういう性分かしら?」 とまぁ結局は難なく家に帰るのは無理らしい… 灰「お願いです。家に入れて下さい。」 ただ先に体育館を出ただけで家に入れてもらえないという。 あまりにひどくないか? 秤「反省してる?」 灰「反省してます。金輪際先に、体育館を出たりしません。」 何でこんなことで謝らなきゃいけないんだか… 秤「なら…入れてあげる。」 ガチャッ 灰「ありがとうごさいます!たっだいま我が家ー!」 礼はちゃんと言っとかないとまた閉め出されちゃ適わんからな。 灰「…ん?靴が多い…」 玄関に見慣れないヒールを発見。 どうやら女性のお客さんが来ているようで。 秤「メイド長が来てるわよ。」 灰「ほぅ。あのメイド長が………今なんて言った?」 秤「メイド長が来てるわよ。」 灰「…なんだか急に散歩したくなってきたぜ。」 俺…メイド長…苦手だ。
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