2894人が本棚に入れています
本棚に追加
先生
「はい。先生方からの連絡もないようなので~解散!」
俺たちの担任が叫ぶとみんな出口に歩きだす。
こういう時『最初は混むから、少し待っとこーよー』タイプでない俺は、一気にじゃがいも共を押し退け突き進む。
するとどうだ!
難なく外に出れたではないか!
秤「私を置いていくとはどういう性分かしら?」
とまぁ結局は難なく家に帰るのは無理らしい…
灰「お願いです。家に入れて下さい。」
ただ先に体育館を出ただけで家に入れてもらえないという。
あまりにひどくないか?
秤「反省してる?」
灰「反省してます。金輪際先に、体育館を出たりしません。」
何でこんなことで謝らなきゃいけないんだか…
秤「なら…入れてあげる。」
ガチャッ
灰「ありがとうごさいます!たっだいま我が家ー!」
礼はちゃんと言っとかないとまた閉め出されちゃ適わんからな。
灰「…ん?靴が多い…」
玄関に見慣れないヒールを発見。
どうやら女性のお客さんが来ているようで。
秤「メイド長が来てるわよ。」
灰「ほぅ。あのメイド長が………今なんて言った?」
秤「メイド長が来てるわよ。」
灰「…なんだか急に散歩したくなってきたぜ。」
俺…メイド長…苦手だ。
最初のコメントを投稿しよう!