良い目覚めってなにさ?

2/10
2894人が本棚に入れています
本棚に追加
/412ページ
…新学期月曜日の朝 ある人には今日から学校が始まるー!嬉しい!っていう日で。 またある人にはまた今日から勉強?だりーぞバカヤローっていう日だ。 俺は間違いなく後者なわけだが… すいません親不孝で… まぁ、そんな甘い考えを持った俺は起きているにも関わらず布団の中で、もぞもぞもぞもぞ… だがもちろん幸せな時間は長く続かん。 俺の体に鬼の手刀がぶちこまれる。 ?「いつまでも寝てないでさっさと起きろこのあほんだらー!」 俺「痛ってー!おい!脇腹に手刀は死ねるぞコノヤロー!」 俺がそう言うと、鬼は調理したばかりの熱々フライパンを俺の人差し指に近付け… ?「朝ご飯出来てますよ?あ・な・た?」 俺「あっちー!」 指を冷やすためにリビングに走る俺。 それを見てニヤニヤする鬼。 これがいつもの朝なわけだ。 俺「おい、火傷は後に響くから勘弁してくれ。」 目玉焼きを切るナイフを少し振って注意する。 ?「後に響かなかったら良いんだ!了ー解!んふふ~♪」 目玉焼きを口に含みながら笑ってるよ。 俺は注意してんだよ?
/412ページ

最初のコメントを投稿しよう!