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ここで自分でも何を思ったのか、思っていた言葉を口にしてしまった。
灰「頭痛ぇ…」
ため息混じりに出たその言葉は、俺の体温を乗せ秤のものであろう胸へ。
生暖かい吐息を急にかけられた秤は…
秤「ひぁ///!…灰!何やってんのあんた!」
起きちゃうわけで。
そこで単純な脳みその俺は寝たフリをしてやり過ごそうと、寝相の悪いフリをして反対側に体を捻る。
狛「…うにゃ!よっ夜這いですか灰帆さん///!」
そこには、こまさんのキョヌーがあるわけで。
もう俺の顔は胸から逃げらんないんだと思ってしまうほどに包まれて。
…ふんだりけったりですわ。
秤「………」
まさに絶句している秤。
幼なじみが胸から胸へと顔をダイブさせているのだから当たり前といえば当たり前。
灰「で、この有様だよ。」
薊「ふはっ!えげつないな~!」
あの後タコ殴りにされ、家に縛られたまま放置された俺。
学校で四時間目の授業が半分終わった頃やっと縄抜け出来た俺は、大遅刻&顔面腫れまくりで学校に到着。
もちろん笑い者。
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