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俺「あのさ、俺は注意してるんだぞ?」
?「あっ!もう8時!早く食べて出発しないと!」
俺「こらこら人の話を聞――」
?「行ってきまーす!」
聞く気0だし先に行くとは恐ろしくひどい奴だな。
って時間ねぇし!
…といった感じの朝に始まった俺の新学期なわけだが…
自己紹介がまだだったな。
俺の名前は『上坂 灰帆』
(こうさか かいほ)という。
俺はなかなかこの名前、気に入ってるんだが?
そして俺が急いでパンと目玉焼きを食べて、走ってやっとこさ追い付いた鬼さんの名前は…
自分でいつか名乗るだろうから、それまで待ちだ。
ケチじゃないぞ。
ただめんどくさがり屋なだけだ。
灰「新学期始まったのに、去年とまったく一緒の奴と同じ時間に同じ場所を歩くことになるとは…」
?「嫌だった?ねぇ嫌だった?」
灰「いや、嫌じゃないんだけど、これでまた同じクラスだったらもはや呪いじゃんか。そんな生活飽きるだろ?」
去年もこいつと同じクラスだったんだ。
今年こそは離れなければ!
?「確かに家でも学校でも一緒は飽きる…けど…」
灰「けど?」
?「今年も同じクラスにしちゃった♪」
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