それは突然

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あたしの名前は天野嶺 ここ、清和女子高等学校の1年3組 ちょっと彫りの深い顔なのは、まぁありきたりのハーフだから。母がアメリカン それ以外はどこにでもいるような高校生。 それがあたし。 ―――――――――――― 『嶺、何してたの~?遅いし~!』 クラス対抗に出る仲間達が声を掛けてきた。 「ごめ~ん!応援席で寛いでたら忘れてたよ~」 『もぉ~、一番走者なんだからしっかりしなよー』 自慢じゃないけど、あたしは足が速い。 うん、軽く自慢かも…(笑) あたしは第一走者に選ばれたのだ。 (う~…何だかんだで緊張してきたしぃ~)
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