それは突然

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『嶺、緊張してんの?』 第二走者である七瀬が あたしの緊張を察して声をかけてきた。 「う~…七瀬ぇ、ヤバいかもしんない…足引っ張るかも」 『だぁいじょーぶだって!もっとチーム信用しな』 七瀬は背中をポンポンしながらそう言ってくれた。 (そうだよね、あたしの出来る事を全力でやればいいんだよね) 「うん、あたしなりに頑張るよー!ありがと、七瀬」 少し緊張がとけた。 『そうそう、その笑顔!いつもの嶺だ~』 そう言いながら七瀬はあたしのホッペをツンツンつついた。
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