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悲劇を 嘆く音を 9月が来る度 思い出す
「また同じ繰り返しさ」 その声が ただ虚しく響く
快晴の空に 二匹の鷹 底知れぬ暗黙を 呼び寄せる
立ち並ぶビルの 背景は 煙が覆い隠し 空は赤い
造られた脚本と 時効で埋もれてゆく真実
矛盾した世界の中 人の痛みに触れゆく
絶えない過ちの中に 確かに在る正しい道を
昔と変わらない 緑の丘は 閉ざした心蘇らせる
時をどれだけ越えていても 色褪せないモノだけ信じて
流れ変わるこの時代こそ 過去の記憶を活かしてく
季節を乗り越える過程 人はまた傷ついてく
忘れゆく思い出達 素直な姿さえ見失う
現代に飛び交う情報や 誘惑が心揺るがせる
だから「実直」を大切に持って歩き続けたい
目に映るモノ全て 疑いつつ光探してく
ありふれた嘘の中から 白を見抜ける眼が欲しい…
悲劇を嘆く音を 9月が来る度思い出す
「二度と繰り返させない」 その意志を繋げる明日を
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