理彩 -プロローグ-

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始まりのない物語はないけれど 終わりのない物語は存在する。 終わりは何かの始まりだなんて夢のようなことを言う気はないけれど 終わるために始まっただなんて思いたくはないから 私は始められたこの物語を進めてゆく。 そう決心したとき、もうすでに彼は私のそばにいて、 私を見て微笑んでいた。
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