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先の見えない暗闇の中を
歩き続けなければならない私は
ただただ一日が過ぎるのを待っている
ちょっと進んでは
たくさん進んでいるように見せかけ
先のことについて語る口は
希望的観測しか出てこない
進んでないのだから当たり前で。
進もうとしていないのだから自業自得で。
真っ暗闇の中を手探りで進む私には
あちこちから延ばされる
救いの手にさえ気付かない
一人は気楽で好きだけど
独りでは寂しすぎて死んでしまいそう
愛してほしがる私の横に
誰もいないのは当たり前で。
自分からは愛さない私を
誰も愛してくれないのは自業自得で。
暗闇から抜け出したくてもがくけれど
結局助かるには自分の力しかなくて
大丈夫
私には
まだもがく力は
残ってる
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