そうだ野球をやろう

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ミラは途方に暮れていた・・・ いくらドラゴンパピ-かリコリスが欲しいからって、ペットボックスを7箱も空けてしまうなんて・・・ 元から飼っていたペットも含めると、その数は9匹になっていた。 ドラパピ「まるで動物園だな・・・」 ミラ「う、うん」 ドラパピ「ちゃんと、全員育てる気はあるよな? 捨てたりしちゃダメだぞ」 ミラ「言われなくてもわかってるよ!」 実は最近、一時期のペットブームも去り、捨てられるペットが激増している。 特に今年の正月以降、アーレイベルグの裏路上では、歌うキャロットがカスケットに入れて捨てられているのをよく見かける。 みんなお腹をすかせて泣いているため、夜眠れなくて困る近隣住人も多いんだとか。 たまに心優しい生徒が焼肉をあげたり、アンブレラをさしてあげるのだが、いかんせん数が数。 とうとう学園側も対策に乗り出し、訓練所Lv1のガス室前では、キャロットを捕まえた衛生委員達が行列を作っていた。 ミラ「どうしよう・・・どうやったら、みんなに活躍の機会を作れるだろう」 このままでは、みんながいらない子になってしまう・・・ ミラが困っていると、天から声が聞こえてきた。 >みんなでスポーツをするのです ミラ「スポーツ・・・9匹・・・ そうだ野球をやろう!!」image=251831825.jpg
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