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2章:出会い
そして学校に到着。すぐさま入学式へ直行。
当然入学式とあらば俺のすることは決まっているわけである。
「おい、衛。今から寝るから後よろしくな」
「ちょっ明仁!?ってもう寝てるし………」
「まったく明仁はこれだからいけないのだと言うのだ」
「まったくだ」
愁と衛が共に言う。
その間俺はこれでもかとばかりに熟睡してやった。
そうして入学式は終わりクラスへ移動。
もうすぐアラフォー間近の独りぼっち担任、坂沢恵の自己紹介も終わり、クラスの自己紹介が始まった。
俺は良くもなく悪くもない紹介を終えた。
そして最後の女の子を見た途端、俺は目の色が変わった。
「えっと……来栖瞳です。あの、話とか苦手なんですけど頑張りますのでよろしくお願いします。」
………感じたのは俺だけか?いや、確実に男子は全員がこう思っただろう
めっちゃ可愛いぃぃぃぃぃぃぃ~!!!と。
えぇ~マジで漫画に出てくるような女の子がここで登場!!?
ヤバい……惚れた。
「お~い明仁~?大丈夫か~?」
衛が声をかけるがちっとも聞こえない。今の俺は彼女以外見えないし聞こえていなかった。
俺はこの時間はただただ来栖瞳を眺めていた。
そんな感じで俺は来栖瞳に出会った。
そしてこれをきっかけに俺の高校生活は薔薇色(俺の勝手な妄想かもしれない)になろうとしていた。
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