2章:出会い

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次の日の休み時間、俺は躊躇うことなく来栖瞳に声をかけに行った。 「やぁ。来栖さんだよね。俺、片倉明仁。よろしくね」 と気軽に声をかけてみる。すると来栖さんは 「あ、は、初めまして!来栖瞳です!こちらこそよろしくお願いします!」 と、深々頭をさげた。 うん、やっぱりめちゃくちゃ可愛い。俺の目に狂いはなかった。 と心の中でガッツポーズを一つ。 しかしまだ出会って二日目だし、一体何を話したらいいのだろう………などと考えていたら突然こう言ってきた。 「あ、あの~片倉さんは部活動を何かやろうと思ってますか?」 いきなり過ぎてちょっと思考停止してしまった。しかしすぐに我に返り、 「うーん……これといってやりたいっていう部活はないからなぁ…てか何でいきなり?」 と質問返しを。すると返答は… 「えっと、私、高校生になったら自分からなにかやろうと思ってたんです。そしたら部活動なんか創れないかなぁなんて思ってですね、もし迷惑じゃなければ片倉さんもお手伝いしていただけたらなんて………」 「喜んで手伝わせてもらいます!!!!!」 いきなりチャンス到来~!ここで接近せずしていつ接近すると言うのだ!! 「あ、ありがとうございます!!!!!」 またしても来栖さんは深々と頭を下げている。うーんこれはまさしく高校生活が楽しくなるフラグ立ったな。 そしてずいぶんとうますぎる具合に進みすぎてないか?など考える。 キーンコーンカーンコーン とチャイムが鳴って俺は自分の席へ戻った。 まぁなんにしても高校二日目にして大進歩だ。俺は絶対に来栖さんのハートをゲットしてみせる!!とまたしても一人ガッツポーズをとるのであった
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