‐2‐ 父親

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中2の夏休み明けの 【9月2日】 いつもは朝 父さんと少し話してから登校 今日学校でなにやる‐とか 今日の夜ご飯なんだろな‐とか 他愛ない普通の会話 寝坊しても 急がしても  話さなかった日は無かったんだ でも この日だけは 一言も話さなかった おはようも いってきますも なんも無かったね 夜帰ってきたら この前買ったプラモデル 一緒に作ろかな♪ って思って登校 夏休み明けだから授業が辛かったな 学校終わって 掃除して 掃除中に天気悪くなって雷光ってて 早く帰ろうと思って 走って帰った 家近いからね 普通‐に帰ってきて おやつくれ‐ ここまで いつもと一緒 でも母の顔がおかしい 緊張っていうか 強張ってた ちょい怖かった 【父さんが救急車で運ばれたから いまから病院行ってくるね!! 多分仕事中に落ちて腰とか折ったんだと思うから大丈夫だよ!】 ちょっとびびった 父さんの着替えとか用意して病院へ 俺は留守番 でも大丈夫だろ‐ そう思ってテレビ見てた 4時30分くらい 電話が鳴った 電話の前でずっと連絡まってた ばあちゃんが受話器をとった 【そうか‐…】 その一言をいいながら泣き出して 受話器おいて 俺に 【父さん死んじゃった】 ん?? わかんなくなって ぼ‐‐ってするしかなかった ちょっとして 従兄弟のおじちゃんが来た 【大変なことになったな…】 ってばあちゃんと話してた しばらくして 父さんが動かなくなって帰ってきた 白い布団に寝てて すごい冷たい そこで初めて実感して 息できんくらい泣いて 父さんから離れんかった
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