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とりあえず明奈には黙っててもらい、優樹は花と同じように服を選び始める(まだ選んでなかった)
―――う~ん、やっぱり莉王もそろそろ大人っぽい服を買うべきなのかなあ?
というわけで優樹がいるのはラフな服が多いコーナー
ズボンも並んでいるので、コーディネートを考えやすい
―――莉王にはジーパン似合わないからなあ…つーかエド○ィンとか莉王に似合うジーパン作ってくれないかなあ…
オーダーメイドをしろ
とは言ったものの、やはり本人を客観的に見て、可愛いとかかっこいいとか、プラスの評価が出ればよいのだ
ということは普通のズボンになるわけだ
ちょうどいい所に、莉王によく似合いそうな物がある
それを買おうとしたのだが
ふと、それの奥…いや、別のコーナーなのだが、ある服が目に入った
最初は視界に入った程度なのだが、優樹の思考回路があわだたしく動き、一つの仮定が出た
あれを買えばどうだろう
と
優樹はほとんど迷うことなく、それを見に行き、手に取った
○
「あ、優樹遅いよ!」
ファッションフロアの一角に行くと、既に三人は自販機でジュースを買うという余裕を見せていた
「ごめんごめん!莉王にすんごい似合うやつ買ってたから、遅くなっちゃった」
「…ま、いっか…で?どうする?もう帰る?私達は自分のも買ったけど、優樹は?」
「ん…私はいいや、服だったらけっこうあるし」
そう、と言って、明奈は立ち上がった
「じゃ、帰りますか」
明奈の号令に、は~い、と答える三人
その手には、たくさんの紙袋がありました
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