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夕食時
「あ~!優樹ちゃん!それ私のトマト!」
「え、あ、ごめん」
という姉妹のやり取りがあるが、今日の夕食は
さっぱりツナサラダ胡麻ドレッシングをかけて
明奈お手製ハンバーグ
ラブリープリチー莉王が私達のために作ってくれたクリームシチュー❤
(明奈が命名)
ライス(洋食なので横文字)
ミルク(牛乳である、間違いなく牛乳である、一回明奈が、『今日は莉王がシチュー作ってくれたから、お姉ちゃんのミルク飲もうか』と言って、口にボールギャグをくわえさせられたのは内緒である)
以上
「あれ、明奈ちゃん」
「フグ?」
「違うよ、もう莉王ちゃんのシチューないの?」
「フグ」
「だから河豚じゃないって」
「ンーグングンンンンンンン、ンンンンンン(ボールギャグくわえてるからしゃべれないの)」
「よくそれ発音出来るね」
という茶番があった
その後、双子テレパシーでなんとかボールギャグを外してもらった明奈だが、既にシチューの鍋が優樹によって空にされた後だったので、明奈はどっかの英雄キラーより怖くなりましたとさ
「みぃじんに砕けるぉぉぉ!ジェノサイドゥオォブレイバァァァァァ!」
「ぎゃー!」
全滅した…
「残念だったな、英雄になりそこねて…」
明奈の背後から青いウェーブ髪の筋骨隆々としたおじさんが消えるのと、莉王がトイレから帰ってくるのは同時でした
すると、明奈は莉王に、ひし、と抱き着いた
「ぐすっ…莉王~…お姉ちゃん、シチュー食べれなかった~…」
涙目で訴えかける明奈に莉王はキョトンとしている
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