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「いーじゃん、しちゃおうよ」
「みゅ、みゅうぅ…」
目をつむり、ゆっくり顔を近付ける優樹に困惑しつつも、莉王は拒否をする
いや別に拒否をしたくてしてるわけではない
優樹の向こう側
花の顔がめっちゃ怖いからです
いや、般若のような顔ではなく、むしろ無表情
だがそれはジーノカッターよりも高い攻撃力を持っていそうだった
『ちゅーしたら…莉王ちゃんの宝物を全部私のにしちゃうんだから』
と目で言っている
ちなみに莉王の宝物とはちっちゃな猫のぬいぐるみである
あれを花に取られてしまうわけにはいかないので、莉王もなるべく全力でキスを拒否せざるを得ない
しかし、体格と運動能力で優樹に勝てるわけがないので、すぐに肩を掴まれ、ん~、と尖らせた唇に迫られる
そもそも、優樹がキスをしようと思った経緯が知りたい
「ぴ…みゃー!」
自分の唇とぬいぐるみの危機を感じ取った莉王は手を前に突き出して、
優樹の顔を押さえる
「む?もま!みま!もめーまんみ、むー、まめままい!」
さあ問題です!
デ、デン
倭王武とは、何天皇のことでしょうか?
はい時間切れで~す
正解は、雄略天皇でした
あれ?
えーっと…
……正解は、
「ん?こら!りお!お姉ちゃんにちゅーさせなさい!」
でした
なんか狂いましたが、
雄略天皇は覚えておいて損は無いと思います
さて、ちゅーの件ですが
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