愛と美の神

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だいたいを理解しようと試みたが、やはり『?』が出た。そんな説明をしていると、どこからか声がした。   「楽しそうだね。ゼウス、アポロン、アフロディテ」   その声の方向を三人はばっと振り向いた。そこには桂がいた。しかし、不思議なことに中に浮いている。   「し…霜月、くん?どうして…浮いて……」   美羽の言葉を遮るように海斗と智が美羽の前にザッと出た。 二人の真剣な表情、中に浮いている桂。   「霜月くんって…いったい…」 「彼は…ハデスだ!」 「!!?」   美羽は驚きで目が見開かれ、言葉も出てこなかった。
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