11人が本棚に入れています
本棚に追加
―キーンコーンカーンコーン
HRの本鈴が鳴り、教室に先生が入って来た。
「今日は……なんだ、神崎は休みか?」
先生がそつ言った直後、後ろの扉が勢いよく開かれた。
「せっ…セーフ!」
「どこがセーフだ!さっさと席つけ!!お前は遅刻だ、ち・こ・く!」
「そんなぁ➰💦」
そんな会話でクラスのあちこちで笑いが飛んだ。
先生が気を取り直して話しだした。
「今日、このクラスに転校生が来るぞ!」
先生に呼ばれて、入ってきたのは一人の男子…。
「霜月桂(けい)です。よろしく」
挨拶が終わると席に座るように言われた。どこかというと、美羽の隣だった。
「よろしく。私、神崎美羽」
「あぁ、さっき笑いをとってた!よろしく。桂でいいよ」
ちょっとしたお隣の挨拶をすませ、授業が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!