愛と美の神

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「はい。この学園を守ってるとか」 「正確には守ってはいない。今は自分自身を守ってるのだ」 「…は?」   美羽は驚き、間抜けな声を出してしまった。   「12神はハデスからの企みから逃れるため、人間として下界に来たのだ」 「12神とあなたたちに何の関わりがあるんですか?」 「我々は12神の一人なのだよ。そして、君も…」 「……ぶっ!!あはははは!!?」   美羽はその言葉に思わず吹き出してしまった。海斗はピアノを弾くのを止め、こちらに来た。   「俺は菊稚智 全能神:ゼウス」 「壱乃海斗 太陽、音楽の神:アポロン」   二人があまりにも真剣な表情で自己紹介をするので、美羽は息を呑んだ。    
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