第六夜

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「暗器黒演舞!!」 「グェッ・・・卑怯な・・・」 「フン・・・この私には最高のほめ言葉。暗殺破戒僧・・・黒田坊とは私のことよ」 「呪いの吹雪、雪化粧――」 本家と旧鼠。 勝負は目に見えていた。 「百鬼夜行は主しか動かせね―んじゃ・・・」 「何言ってんだ、目の前にいるじゃねーか。この人こそが!!ぬらりひょんの孫!!妖怪の総大将になるお方だ!!」 リクオを殺しておけば良かったと後悔する旧鼠は、本性を現した。 「奥義 明鏡止水 桜」 旧鼠の体は燃え上がりどんどん威力が増していく。 「オレは涙鬼一族の血を飲んだんだ!こんなことでは死ぬわけ・・・・・・」 『あら、残念。私が直に手を下してあげるわ』 炎から逃れようとした旧鼠に葉月は刀を奮い、完全に動きを止める。 「・・・その波紋、鳴りやむまで全てを・・・燃やし続けるぞ」 旧鼠を粉々にしたリクオ。 「夜明けと共に塵となれ」 .
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