第八夜

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何か嫌な予感がするな・・・ もっと奥深くへ行くことになり、リクオの横を歩いていればつららが笑いながらリクオに話しかけてきた。 「リクオ様~行く前は心配でしたけど旅行って楽し~ですね~梅若丸なんて妖怪知ってます~?」 『あのさ、リク』 「うん、葉月が言おうとしていることは分かるよ。つらら、ここ・・・少し危ないかも知れない」 言おうとしたことをつららに言ったリクオにちょっと嬉しくなった。 やがて見えてきたのは木に深々と刺さった爪。 驚くメンバーの中、化原は怪しい笑みを浮かべながら言った。 「ここは妖怪の住まう山だ。もげた爪くらいでおどろいちゃ―こまる」 あっ、思い出した!この捩眼山と梅若丸は奴良組の幹部を調べていたときに見たのか! 「山にまよいこんだ・・・旅人をおそう妖怪・・・名を“牛鬼”という」 .
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