1312人が本棚に入れています
本棚に追加
別荘の中はいくつものシャンデリアがあり、別荘とはいえないのではないかと思うほどに広かった。
あははυさすがに金持ちの考えることは分からないや。
「うあああ―すっご―い!豪華すぎる~!」
女子メンバーに温泉をすすめる清継。
女子たちは目を輝かせながらお風呂場に行った。
一方清継は島と(無理やり)「夜の妖怪探索」に行こうとしており、葉月も一応二人を危険から避けるため一緒にいた。
「夜なら・・・出るんだよ!きっとここなら会える!妖怪の主!そして漆黒の君に!」
げっΣまだ言ってる!?
冷や汗をかきながらついていくのは止めようかと思っていた葉月は清継と島を見ていると、慌てリクオが走ってきた。
「ちょっと・・・待ってよ!行かない方がいいよ!君たち妖怪を甘く見てるよ!ホントに・・・人を襲う奴もいるんだよ」
一気に言ったリクオに一瞬清継たちは驚いたものの、すぐに君に妖怪の何が分かるのかと言って拒否した。
「どうしても行くなら・・・ボクも行く!葉月もいるけどやっぱり君たちだけじゃあ危なすぎるから!」
リクオがついていくことに反論する清継に一言言おうと口を開く直前、第三者の声がかかった。
「だったら私も行きます!」
たくましく言いきった声の持ち主はつららであった。
何だか今夜は何かが起こりそうだな・・・
闇夜に月明かりはささない。
.
最初のコメントを投稿しよう!