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前回の依頼から2週間あまりが過ぎた。
体の傷も順調に癒え、そろそろ仕事を再会しようと思う。
2週間もハンター業を休止していたわけだが、どうやら前回の依頼成功が口コミで広がり、既に多くの依頼がきているようだ。
私は依頼書の内容を1枚ずつ確認していくと前回と同じような内容の依頼がある。
その依頼とはトナイ村からであった。
ランポスの群れが村の中に入ってきたので、どうにかして欲しいとのことだった。
前回はダグがいたので結果的に成功となったが、今回は1人で行こうと思っている。
一応、村長にも意見を仰いだ。
「んぁ?いいのではないか?」
…真剣に考えてるか?
そう言うのならば、この依頼を受けよう。
私はすぐにその村に向かうこととした。
村に到着するとすぐに依頼人を見つけ、話を聞く。
「最近、森の餌不足のせいで村にまでランポスたちが降りてくるのです。
私たちはランポスと戦う術を持ちません。
まだ実害は畑の作物や家畜だけなのですが、最悪の事態が起こる前に防ぎたいのです。」
今、私に説明してくれたのはこの村の村長であるマッチェさん。
相当心配しているのが顔を見れば分かる。
まぁ、依頼の内容は分かったので、私は村長さんの言うランポスの群れを捜した。
村長さんや村人の支援もあり、群れを探すのは容易であった。
私は村の宿に戻り作戦を考える。
ランポスの数は十数頭、数が数だけにやはり1匹ずつ減らしていくしかないか。
奴らの行動ルートに罠をしかけ、私は待った。
…しばらくして、何匹かのランポスが来た。
私の罠はブービートラップではあるが、ランポスごときなら引っ掛かる。
あと1メートル…
ロープに引っ掛かった!!
丸太が勢いよくランポスたちを襲う。
私は小さくガッツポーズをしたのだが、1匹逃した…というよりかわされた。
ランポスは危険を感じたのか鳴き始めた。
…!?
やばい!仲間を呼ばれている!
1匹ぐらいならば何とかなるのだが、仲間を呼ばれるのはまずい。
そう思い飛び出したがすでに遅かった。
茂みからランポスたちが飛び出してきた。
形勢逆転だ…
そして、飛び掛かってくるランポスたち。
しかし攻撃がバラバラだ。
私は1匹ずつ相手をしていく余裕があった。
…しかし、狩っても狩っても後からどんどん出てくるではないか…
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