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彼が私の前に来て、大きな口を開けて私の頭を喰らおうとした瞬間だった…
力なく崩れ落ち、私はただ茫然と目の前に横たわる王者の姿を見つめていた…
涙が溢れてきた。
勝利した喜び。
いや、それ以上に恐怖から解放された安堵感だ。
不思議なものを見た気がした。
最後に死を覚悟した瞬間、リオレウスが少しだけ、笑った気がした。
私を戦士として、狩人として認めてくれたのだろうか。
それは分からない。
でも、この戦いを私は忘れることはないだろう…
そう…リオレウスの魂と共に……
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