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(‥か‥ね‥)
(‥緋音!)
パチ
「ん‥?‥ん!?」
緋音は目を覚ました。そしてふと‥当たりを見渡してみた。
緋音の周りにはたくさんの着物を着た人がいた‥。
「‥‥って着物!?」
すると一人の男性が話かけてきた。
「だ、大丈夫かい?」
(ここどこ‥?ってか何でみんな着物着てんの‥‥?)
「嬢ちゃん‥?」
先ほどの男性が怪訝な表情で話し掛ける。
「はぃ‥。あの‥‥すいません、ここってどこッスか?」
「ここかい?京だよ」
(京‥?京都‥!?なんで私そんなとこに?てかもしかして‥)
「すぃません‥。今何年スか?」
緋音は、フルフルと奮えながら男性に聞いた。
「今は‥文久三年だよ。」
「やったー!!つぃに私もタイムスリップだぁ!ヤッホーイ!」
緋音は、抑え切れない嬉しさを体で思い切り表現した。
周りに人がいるのも忘れて‥‥。
「なんの騒ぎだ。」
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