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禀が教室に入ると、
沢山の女子カラの質問攻めだった。
「若月様とどういう関係なの!?」
「どんな事を話されたの!?」
「あなたばっかりズルイわ!!」
「永斗様はみんなの憧れなのに!!」
ズキン…ズキン……
禀は彼女らの言葉に深く傷ついた。
ミカ「はいはい、そこまでだよ!!禀が困ってる。」
女子の中で、美香だけが禀を助けた。
ミカ「禀、大丈夫?禀を助けたのって若月先輩だったのね。」
リン「…うん。美香チャンも先輩の事知ってるの?」
ミカ「当たり前じゃん!!この学園の生徒会長で、あの若月グループの御曹司なのよ!?この学園の女子ならみんなが知ってる王子様的存在なんだから!!」
リン「へ、へぇ……💧」
禀は心の中で、「本当にみんな騙されてるんだ…」と思うのだった。
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