第1話・白雲と晴天

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   なんというか、昼寝日和。  それくらい晴れた太陽の下、屋根に上がって暢気に日なたぼっこをしている若者ひとり。ご丁寧にも下にはタオルケットを敷いて。    そんな彼を呼ぶ声が響く。 「おーいダルク、ダルクやーい!!」    しかしダルクと呼ばれたこの青年、ちっとも起きる気配を見せない。  
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