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「……ったくもう、仕方ないなぁ」
そんな声と共に、ダルクという名の青年を呼びに来ていた少年が屋根をよじ登る。
「あーあー全く……ヨダレなんか垂らしちゃって。」
「……んが?」
「おはようダルク」
「……なんだ、ジャックかよ」
露骨に嫌そうな顔をするダルク。
「てっきり可愛らしい女の子ちゃんが起こしに来たのかと思って期待しちまったじゃねえか」
「…………」
ダルクのそんな言葉に、ただただ呆れるジャック。
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