真夜中のベル

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電話がなった。 (悪戯電話やろう…… こんな時間にもうっ!) 「……、……、……」 (ん…?下の美容室の留守電に女の人が何か喋ってる?いや気のせいやろう……) 又、眠りに落ちそうになった時、今度は家の方の電話が鳴りだした。 (あーっ!もう…仕方ない!) 「は…い」 「あっ!真優美(マユミ)ちゃん!?俺、江東(エトウ)やけど!真希(マサキ)が危ないとよ!すぐ来て!西博クリニックやけん!」 (はあ?なんて?えーと……真希(マサキ)兄ちゃんが…危ない……) ……血の気が引いていく…心臓が…だんだんバクバクして苦しくなっていく………。
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