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『はい、家に帰ろうねー』
沙夜の肩に手をおいて
ぐるんと180度回し
ドアから出るように押し出す
「まだ結ちゃんと一緒に居たい」
そう顔だけ私の方に向けねだる
『ダーメダメ!!
昨日もそう言って結局泊まっていったじゃん
沙夜のママ達寂しいじゃん』
「大丈ー夫、
家隣同士だからすぐに帰れるもん」
『じゃあ今日は帰ろうねー』
バイバイと手を左右に振って沙夜を見送る
「結ちゃん…」
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