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パタンと音を立てて閉まるドア。
静かだ……。
『ダークネス』に来て初めての一人部屋だ。
なんだか落ち着かない。
ずっと鈴が一緒だった部屋割り。
今日だけでも何度も感じた寂しさ……。何か足りない、穴が空いたような感覚。
私の中でそれだけ鈴の存在が大きいということ。鈴だけじゃない。雪兎も、クラスメイトも…。私にとって大事な存在なのだ。
変わらない毎日が嫌?そんなことを思った私がバカだったのかもしれない。変わらない毎日こそが大事な時間なのだと、染々と思う……。
「……おやすみ、鈴。」
返事が返ってこないのは分かっているが、そう呟いて目を閉じた……。
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