~第四章 砂漠の塔~

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光が収まった時、私達はエミールの教会の前にいた。ワープアイテムを使うのは二回目だが、それを使うと自動的に教会の前に転送されるようだ。 エミールに到着してすぐに、私達はギルドを目指して歩き出した。 しばらく歩くと目立つ赤い屋根が見えて来た。バッチと同じマークが掲げられていることから、確実にギルドだと判断出来た。 そこに着くと、私達は勢いよくギルドのドアを開けた。 「ようこそギルドへ。依頼の受諾ですか?」 フワリと優しげな笑みを浮かべた女性は、私達にそう問いかける。それに首を横に振ると、翔がカウンターに近付いた。 「情報を貰いに来たんだ。教えてもらえるか?」 「チーム名を教えていただけますか?ランクを確認させていただきます。」 翔は女性の返答にコクリと頷いた。
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