地味と変人

2/5
前へ
/57ページ
次へ
京都駅につくと私達はすぐにタクシーに載って、世良さんの言う、京都のタコ焼きを食べに行った 小さなお店で外に小さなベンチやらがある 私達はそこに座るとタコ焼きを食べた 『あ…キャベツとかネギとか紅生姜が入ってる。うん!美味しい』 『だろ?これと動物園のとは比べちゃダメだ。ここは専門の店なんだから』 『あれはあれでまた美味しいんですよ』 でもこんなに美味しいのは初めてだ 京都は懐石しかイメージなくて…さすがだな世良さん 『旅館のチェックインまで時間あるからどこかいく?』 『寺とかですか?』 『八坂に行きたいです』 『いいよ。近くに美味しいパスタの店あるからお昼ご飯はそこにするか?』 『世良さんにお任せします』 私達またタクシーに乗り八坂にむかった GWとあって人もおおけりゃ車も… 『サンデードライバーさんも多いよって混んでますな』と運転手さんが言った 『迂回できたらしてください。おてのものでしょ(笑)』と世良さんはニヤリとした 『そうですか…ほないかしてもらいますわ』と運転手さんも嬉しそうに車を横道に入らせた いきなり運転が荒くなりぐるぐる狭い道を走りだす 『きゃあぁ!酔う~』そんな私を尻目に世良さんと運転手さんは楽しそうに談笑してた でも渋滞から逃れ、早くに八坂についた 『京都の運転手は乱暴な運転するんだ(笑)中々おもしろいだろ?』 『世良さんは私が困るとこ見てるの凄く嬉しそう…』 『しかたないよ。俺は超ドSだもん。ドSの緋代ちゃんの困った顔は堪らないね…今晩は抑えられるかな』 『何いってんですか!早く行きましょうよ』 本音言うと…襲われたいなと思った。でもこの人はしないだろうそうも思った
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1184人が本棚に入れています
本棚に追加